【お金の現実】駐妻で帯同するメリット・デメリット【働く駐在妻もいる?駐妻だって仕事したい!】

夫が海外駐在になると分かった時、
帯同するのかどうか、私が思うメリットデメリットを洗い出してみました。
駐妻の実態ってどうなの!?と思われる方、多いのでは。

今回の記事の前提として、
私は仕事が大好き。
働いて収入がある自分が好き。
誰かにお願いせずとも使えるお金がある自由さが好き。

です。

今回の記事は完全に私の主観ではありますが、
同じように今の仕事が天職だと考えている方、
専業主婦よりは働いている方が好きだなという方には共感いただけるかもしれません。

Contents

帯同するメリット

海外生活という貴重な経験ができる

海外生活って憧れますよね。
一度は海外で生活してみたいと思っていた人にとっては非常に嬉しいもの。
しかも夫が掴んだ海外駐在に便乗させてもらう形でサポート付き!

ずっと日本で暮らしていた方は最初はストレスがあるかもしれませんが、
考え方や世界観が広がって毎日が一気に刺激的な日々へと変わります。

経験は自分自身の成長にも繋がり、人生を豊かにしてくれます。

しかも、自分で海外移住しようとするとビザの問題や引越し手続きなどかなり煩雑になりますが、
駐在員として行くと、そういった手続き関連は会社がサポートしてくれます。

語学のスキルアップがしやすい環境

本人の努力次第なところもありますが、
現地語の学びと英語の学び直し、語学のスキルアップのチャンスです。

駐在員の家族としての海外生活、語学習得への補助を出してくれる会社も多いはず。
せっかくのチャンスなので環境や制度をフル活用して
自分の人生を豊かにする学びの習得に繋げましょう!

中学英語くらいならできると思っていた私、
ガチのネイティブと話して全く何喋ってるかわからなかったのもいい思い出ですが
渡航前にある程度勉強しておくのがおすすめです。
あとは、ちょっとやそっとじゃめげないメンタル!

Nico

コミュニケーションはハートです。
間違っててもいいから「伝えたい」という姿勢が大事なような気がします。

旅行に行きやすい

日本からだと遠かったり日数の問題で行けなかった地方都市まで、
フラッと思いつきの週末旅行で行けてしまうことも。

駐妻でなく日本で働いていれば、
自分の仕事の調整、時差を考慮した休日取得を考えるとなかなかハードルが高いですよね。

ヨーロッパ周遊、アジア周遊、アメリカ周遊など、
駐在先の国だけでなくその周りの国々もアクセスしやすいので気軽に海外旅行ができます。

住居、学費や病院などの補助がある

会社によって補助の度合いはそれぞれですが、駐在員の赴任地での住居費用は会社持ち。

さらにいざという時の病院や子どもたちの学費などの補助も出してくれて、
それぞれ支出の中で大きなものばかりなので非常に助かります。

国によっては車の貸与があったり、ドライバー付きになったりも!

一生の友達ができる

妻の立場でも、お子さんがいる場合は子供の立場でも。
一生のお友達ができます。

駐妻はお互いに支え合って情報交換し合って海外生活をサバイブしています。
海外駐在の間だけの希薄な関係もありますが、
私は1度目の駐妻生活で一生のお友達ができました。

日本に帰っても住む場所はバラバラだったり、
また新たに海外に行ってるお友達もいますが、
揃える時に揃って懐かしい話に花を咲かせることができる。
大人になってからもそんな関係ができることってなかなかないと思うんです。

家族が一緒にいられる

これが最大のメリット。

家族が一緒に助け合いながら過ごすことができる。

お子さんがいる場合は子供と密な時間過ごす貴重な期間になります。

お互いが今日どんな1日を過ごしたか楽しく話す食卓、
人生がいつ終わるかわからないと思っている私は
そんな何気ない家族の日常を1番大事にしたいです。

Nico

人生ってどうなるかわからないですからね。
まさにLife is a Journey!

駐妻になるデメリット

キャリアが分断される

今の仕事が好きな人、
苦労してキャリアを掴んだ人。
そのような人たちにとっては大きなデメリットになりますね。

わたしは元々仕事が好きなタイプでした。
しかも勤めていた会社は働きやすさや人間関係の良さもあり、
このままここでキャリアを積んでいきたいと考えていたのでかなり悩みました。

今の時代は海外赴任に同行するための休職制度を設けている会社も多いので、
休職して行くという手もありますね。

Nico

わたしは結局その休職を選びました!
社会保険料の負担や、休職期間が限られているので、
夫の任期によってはいずれ家族がバラバラになる恐れもあります。

時期や国が選べない

子供が入学直前のタイミングや、
新居の完成間近や住んで間もないタイミング、
介護や医療的理由など日本にいなければいけないタイミングなど。

海外赴任の時期は選べず急にやってきます。

ある程度転勤が決まっていて予想ができる方もいるかもしれませんが、
我が家は2回とも晴天の霹靂でした。

妻子が帯同する時期を大幅にずらす必要が出ることも。

また、国も決めるのは会社なので本人が選べないんですよね。
危険といわれる国になったら…子どもたちを連れては行くことを考えると
躊躇してしまう国も多いかもしれません。

もともと共働きなら金銭的デメリットが大きい

意外や意外。

もともと共働きだった場合、妻が退職してしまう場合は
夫側の赴任手当や家賃補助などを加味しても世帯収入として考えるとかなり減ることになることも。

海外に住む日本人の数、タイは世界4位の7万8千人超えです。
進出企業も多く、収入や手当などは当然様々な差があります。

東京共働きのモデルケースとして
夫800万+妻700万=世帯収入1500万

この家庭が夫の栄転で海外転勤によって妻が退職するとなった場合、
妻側の収入を超える昇級や手当がないとマイナスになることも。

生涯年収で考えると
妻が35歳年収700万で退職した場合、
65歳定年まで働いた想定との差はマイナス2億を超えます。

上記はものすごくざっくりですが
妻側の年収を上回る手当がないと、世帯年収としては減ることになりますよね。
大きな支出である住宅や子供の学費などは会社の補助があるものの、
数年を経て本帰国したはその後の学費はもちろん用意しておかなければなりません。

たとえば渡航時に小学1年生だったお子さんは小5から帰国。
塾や受験でこれからさらに出費が増えます。

駐在って手当も多いんだから、その4年間に貯められるでしょ?
と思われるかもしれませんが、
今は円も弱く、外食すれば大きなお金が飛びますし
自炊にしても日本食材は輸入になるので高額です。

私の肌感覚ですが子供たちの習い事も東京の時の倍くらいのお値段なイメージ。
会社によっては学費は出るけど幼稚園代は出ないとか、
学費は出ても通学バス代は補助がなかったり様々なパターンを聞きます。

Nico

バス代が月5万円くらいすることも。
2人いたら通学バスだけで10万円近い支出になります。
我が家のような一般家庭は夢ばかり見ていられません。

金銭的デメリット その2

証券会社による金融資産を保持できないんです。

これも辛いですねー。

数年に渡り海外にいるとなると日本では非居住者になります。
iDeCoや企業のマッチング拠出を除き、おおよその証券会社は非居住者へは対応外。
資産運用などの金融サービスが受けられなくなります。

解約しないでもバレないよ~、と言っている方もチラホラいるようですが、
後から違反で責められるのも怖いので泣く泣く解約しました。

キャリアや金銭的デメリットをメリットに変える

退職しない方法を探るか、現地採用として転職か

帯同するとなると、同じ会社で働くことは不可能になりますが、現代は令和!

リモートで働く現地支社があれば行かせてもらうなどの交渉をしてみても。

私も会社からありがたいことに、
夫の赴任先と同じ国の支社行きを打診していただきました。

結局は子どもたちの繊細な性格と長期休暇中のケアなどを考えて
諦めることになってしまったのですが
お子さんがまだいない、もしくはお子さんが大きい場合は交渉してみるのも手かもしれません。

また、駐妻になってたくさんの日本人ママに出会いましたが
転職して現地の会社で働くという方法を選んだ方も何人か知っています。

会社には属さず個人の力で切り拓く

今は令和!

パラレルキャリアという言葉を聞いたことはありますか?
副業もマイノリティではなくなってきました。
個人で発信することもでき、
わたしが今ブログをしているのも、
どこでも場所を選ばない働き方へのチャレンジをしてみたかったという気持ちもあります。

また、ピアノの資格がある方、ヨガの資格、カラー検定の資格、心理士の資格、
様々な資格を活用して現地で日本人相手に仕事をしている駐妻さんも多いです。

ワークパーミットなどの働く資格としてはグレーな方も多いような。。。

真っ当にワーパミを取得し、ビザを取り直して起業した凄腕の元駐妻さんもいます。

駐妻のメリット・デメリットまとめ

私はタイミング的にも悪くなく、
休職して帯同することができたので圧倒的にメリットが多かったです。

金銭的なメリットを優先すると、夫の単身赴任が良かった場合もあるかもしれません。
でもわたしは家族一緒にいたかった。
家族一緒に過ごすことが何よりのメリットでした。

自分にとってどうかは駐在先の国、夫婦関係や子供の有無・年齢、自分の働き方などによって異なりますが、

私は悩んで出した答えが正解だと思っています。
自分や家族にとってこの選択が正しかったと言えるような生活にしていきたいですね!

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