デング熱など蚊が媒介して広がる恐れがあるので、タイ生活では虫除けが必須です。
よく「現地の虫には現地の虫除けを!」と聞きますが、
そんなわけない!笑
と思って様々調べてみました。
世界で使用されている成分はディート、イカリジン、天然ハーブなど共通しています。
それぞれの特徴の違いはその成分の濃度や、使用感などによって違いがあるので
用途によって使い分けるのが良さそうです。
下の方でタイで買える場所や、日本からの飛行機持ち込みについても紹介しているので
どなたかの参考になれば嬉しいです!
成分の違い、特徴について解説
王道:ディート成分(DEET)
ディートは世界で最も一般的に使用されている虫除け成分で、
半世紀以上古くから使用されています。
日本では2016年にディート30%が認可されました。
ノミ、ヤマビル、トコジラミ、蚊、ぶよ、アブ、マダニなど
多くの虫に虫除け効果を発揮します。
濃ければ濃いほど良いのかというとそうではなく、持続時間の長さの違いです。
ディートは12歳未満の子どもには使用制限があるので注意が必要です。
・6か月未満の乳児には使用しないこと。
厚生労働省
・6か月以上2歳未満は、1日1回
・2歳以上12歳未満は、1日1~3回
顔には使用しない。
ネイルやプラスチック製品に噴霧すると溶けることがあるのでこちらも注意。
子どもが「リカちゃんも虫除けしようね」なんて
人形なんかにふきかけたら表面溶けます。
(体験談。泣)
赤ちゃんもOK:イカリジン成分(Icaridin)
本では2015年から認可された新しい虫除け成分。
肌への刺激が優しく年齢制限や使用回数制限がないため、赤ちゃんでも使用できます。
服の繊維などを痛めないので服の上から吹きかけることも!
蚊、ぶよ、アブ、マダニ
効果の範囲は少なめ。
ハーブやアロマ系の天然成分
ハッカ、ユーカリやレモングラスなど蚊が嫌う香りで忌避効果を狙う天然成分です。
ナチュラル志向の方だけでなく、化学製品やアルコールに敏感な肌の方に人気ですね!
タイで買える虫除け
タイでは現地の虫除け剤だけではなく日本の虫除け商品も気軽に入手できます。
私が愛用しているのはこちら!
- 左のピンクのボトル
タイブランドのディート成分の虫除け。
コンビニや、スーパーやドラッグストアなど、わりとどこでも購入できます。
ポーチインできるサイズなのでカバンに入れっぱなしです。 - 右の「天使のスキンベープ」
小さな子どもにも気兼ねなく使えるイカリジン成分の虫除け。
日本製なので日系のフジスーパーや、マツキヨ、ツルハドラッグなどで購入できます。
子どもへの日常使いに、玄関にセットしています。
タイ製品でイカリジンのものはあまり見かけにくかも?
でもタイでも日本製が買えるのが嬉しい。
タイ製品で天然成分のものも多いです!
おすすめの虫除け剤 使い分け方
タイの大自然 地方都市に行くならコレ!
カオヤイやカンチャナブリ、アユタヤで遺跡散策、などなど。
バンコクとは違って緑が濃く生い茂っていたり水辺があったりするので
蚊だけではなく他の危険な虫も避けたいですね。
ディート成分30%で長時間虫から守ってくれます。
200mlの医薬品で、JALとANAならスーツケースなら国際線OK!
本当にジャングルみたいなところにトレッキングに行くなら
虫除け剤だけではなく長袖長ズボンを着て肌を隠すことも大事です。
イカリジンの虫除けであればその服の上から吹きかけることができます。
木々の深いカンチャナブリでは、ラフなスタイルの欧米系の方も肌を覆ってトレッキングしていました。
バンコク市内だけならコレ!
イカリジン成分のコレ!
お子さんと公園に行くにしても、タウンユースにしても、蚊を避けられれば良いのでこれで十分かと!
子どもがいるので日本の時から愛用しています。
これ、上でも紹介の通りタイの日系のお店なら買えます!
が、やっぱりタイで日本製を買うと高い〜!
1000円は超えますね。
天然由来のナチュラルケアならコレ!シールタイプも!
100%植物由来、アルコールフリー、もちろんディートフリー!
個人的にはアロマ成分による虫除けって
効くのかなぁと半信半疑だったのですが、肌が弱い方にとってはこういう天然成分が重要なんですね。
そういえば愛用しているシールタイプも香りによる忌避効果だったなと思い出しました!
毎朝子どもたちの服に貼っています。
スプレー缶の虫除け 国際線飛行機への持ち込みについて
大手2社の航空会社を調べてみるとこのような結果でした。
上記で紹介している医薬品の肌につける虫除けスプレーは缶・ボトル共に預け荷物ならOK!
へアスプレーや虫除けスプレーなどは、以下制限量内(※)で機内持ち込み、お預けともに可能です。
JAL
(※)1容器0.5kgまたは0.5リットル以下で、お一人様2kgまたは2リットルまで
IATA航空危険物規則書においては、化粧品類(ヘアスプレー、制汗スプレーなど)や医薬品類(殺菌・消毒スプレー、冷却スプレー)、スポーツ用品・日用品(引火性ガス・毒性ガス以外のもの)について、1容器0.5kgまたは0.5リットル以下のものは1人あたり2kgまたは2リットルまで機内持ち込み・お預けともに可能です。
ただし、国際線における機内への液体物持ち込み制限により、規定上持込可能な範囲であってもお受けできない場合がございます。詳細は液体の機内持ち込み(国際線)をご確認ください。
ANA
上の引用及びリンク先では機内持ち込みも可とありますが
国際線になるとスプレー缶も液体という認識になるので200ml程度のものは機内持ち込みはできません。
スーツケースに入れておきましょう!
格安航空の場合は取り決めが異なる場合もあるので
チケットが決まったら一度確認してみてください。
タイ旅行向け最強虫除け剤まとめ
いかがでしたか?
色々調べてみて、ただ成分濃度が強いのが最強というわけではなくて、
使う人や行く先によって変わってくるということがわかりました。
ご自身の家族構成や、
トレッキングやハイキングに行くのか街歩きだけなのかで使い分けができるといいですね!
誰かの参考になれば嬉しいです!