駐在が決まったら、たくさん出てくるお金周りの疑問点。
海外に永住するわけではないから日本の銀行口座は残しておきたいけど、
「そもそも口座を残してOKなの?」
「インターネットバンキングを海外から使うことはできる?」
など、私も気になることがたくさんありました。
実際には海外駐在となっても日本の口座を残している人が大半ですが、
銀行によっても制度がことなるので、
今回は同じようにお悩みの方に向けて詳しく解説します。
海外生活が1年未満の場合は残しておける
1年未満の短期留学や数ヶ月の長期出張の場合は住民票を除票する必要がないので、
ネットバンクでもメガバンクでもそのまま口座を保持することができます。
登録住所の変更がある場合には早めに手続きを。
非居住者はネットバンクの解約が必要
1年以上となると住民票を除票し、非居住者になります。
非居住者となると、国内サービスのみが基本のほとんどのネットバンクは解約が必要です。
ネットバンクは利率が良く、かなり広まりましたよね。
私は楽天銀行をメインとしていましたが泣く泣く解約しました。
今ではメガバンクに残しています。
解約する時の注意点
銀行口座の解約手続きなどは意外と時間がかかるため、
赴任が決まったら早めに行動するのが良いです。
解約する口座を引き落とし口座として使用している場合は、その変更手続きもお忘れなく!
メガバンクは手続きすれば海外でも使える
メガバンクは非居住者であっても口座の解約はしなくても大丈夫なところがほとんどです。
三菱UFJ銀行
口座維持できます。
海外勤務者向けとしてグローバルダイレクトというサービスあり。
2週間以上の余裕を持って、早めの手続きが良さそうです。
グローバルダイレクトは会社発行の海外赴任証明書などが必要なので、
駐妻さんはこちらの使い方が適していると
銀行カウンターで教えてもらいました。
みずほ銀行
口座維持できます。
勤務者向け日本国内送金サービスあり。
※海外からの利用は推奨されていません。
日本の携帯電話番号がない人や、スマホを持っていない人向けに
カード型の機器(UFJ銀行と同じような電卓型のもの)を選ぶこともできます。
三井住友銀行
口座維持できます。
勤務者向け日本国内送金サービスあり。
口座整理はメモしておくこと
私はもともとこういう管理が苦手なタイプだったのですが
駐在帯同などで必要に駆られてやるようになり、やっていて良かったと思うことがあります。
それは口座整理の内容はメモして残しておくと良い!ということ。
ただでさえドタバタの海外引越し。
しばらく経ってから、あの銀行口座どうしたっけ?となることもしばしば。
みんなもしかして当然のようにやってた?
- 先ずは全ての銀行口座・証券口座の洗い出しメモ
- 廃止した口座、手続きの年月日
- 残した口座の住所変更先(実家なのか義実家なのか、等)
- 海外からのネットバンキング利用の手続きについてのメモ
スマホのメモ機能でもいいかもしれませんが
セキュリティ的にも不安があるし個人的にはノートに直筆メモが合っています。
今では100均などでもMONEY MEMOなどのノートが売られていますし、活用してもいいかもしれませんね。
海外に行く方の銀行口座 まとめ
今回は私が銀行のカウンターで聞いた話なども交えて調べたことをまとめました。
いずれも、口座は保持できるけど海外からのネットバンクアクセスは推奨されていないようです。
私が日本でメインとして使っていたUFJ銀行の窓口では
「アプリは日本用なので海外のIPアドレスからだと弾かれる恐れがあり、ブラウザで利用してください」
と言われました。
3-5年の期間限定の海外暮らしということもあって全財産を持って行きたくないし、
今のところ海外でもブラウザから問題なく使えているので安心しています。
色々と手続きが多くて大変ですが、早め早めに行動すれば大丈夫!
どなたかの役に立てたら嬉しいです。
念のため、入出金のやりとりの必要がある場合は
基本的に夫の勤務者向けの手続きをした口座からやっています。